痛みの少ない矯正治療
矯正治療って痛いの?
矯正治療は痛い、というイメージで、矯正治療を受けるのをためらっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。たしかに、歯が動くのにはそれなりの身体への負担がかかって痛いのではないか、と考えるのも無理はないかもしれません。実際、矯正装置を調整してから3〜7日間くらい、歯が浮いたような違和感がある程度で、食事もできないほどの痛みなどはまれです。
痛みの少ない矯正装置
セルフライゲーションブラケット
従来の矯正装置では、歯に付けたブラケットと呼ばれる矯正装置とワイヤーを留める時に、細い針金やゴムを用いるのが一般的でした。しかし、この場合、歯が動くときにブラケットとワイヤーの間に摩擦抵抗が生じるため、これが痛みの原因の一つとなっていました。最近になって開発され普及したセルフライゲーションブラケットは、ワイヤーを留める細い針金やゴムが不要で、ブラケットに付けられたシャッターを閉じることによりワイヤーを留めることができます。これにより、ワイヤーを強く締め付けることがなくなったため、歯が動くときの摩擦抵抗が少なくなり、痛みを減らすことができるようになりました。医療法人きらめき会 はりなかの歯科&矯正歯科では、日本製のセルフライゲーションブラケットのクリッピーを用いています。超弾性ワイヤー
医療法人きらめき会 はりなかの歯科&矯正歯科では、矯正治療の初期には、直径0.25mm(矯正治療用として販売されているワイヤーの中で最も細いものです)の非常にしなやかなニッケルチタン製の超弾性ワイヤーを用います。この超弾性ワイヤーは弱くて持続的な力を与えることができるため、痛みを最小限にしながら、効率的に歯を動かすことができます。