2015年02月26日 [Default]
八重歯はかわいい??
日本では昔から八重歯がかわいいという考え方の人も結構いるようです。最近では、アイドルのアイドルの影響から八重歯にあこがれたのか、付け八重歯(人工八重歯)をする人もいるのだとか。もちろん、美意識は人それぞれですから、それを他人がとやかくいうような話ではないのですが。今回は、矯正歯科医の立場から、八重歯について書きます。
そもそも、八重歯とはどういうものなのでしょうか。八重歯は、上あごの犬歯(前から3番目の歯)がきれいに並びきらず、歯並びの外にはみ出た状態です。では、どのようにして八重歯ができるのでしょうか。乳歯(子供の歯)から永久歯(大人の歯)に生え変わるのはだいたい小学校に入学する6歳くらいからですが、犬歯は生え変わりの最後の方、11歳ごろに生え変わります。あごの大きさに問題がなければ、犬歯もきれいに並ぶのですが、現代っ子はあごが小さい人が多く、歯がきちんと並びきりません。そうなると、最後に生えてくる八重歯がはみ出してはえてしまうのです。これが八重歯です。
では、八重歯は何が問題なのでしょうか。美意識に関しては人それぞれですが、八重歯がかわいいという考えがあるのは日本だけのようで、欧米ではドラキュラの歯と言われて忌み嫌われるようです。もちろん、日本人でも、八重歯よりもきれいな歯並びがいいと思う人はたくさんいますし、時代にもよると思いますから、今、八重歯がかわいいと思っていても、将来もそのように考えているかはわからないでしょう。そして、八重歯、つまり歯並びのデコボコがあると、歯磨きが難しくなります。ということは、虫歯や歯周病の原因になりえます。東住吉区・平野区・住吉区・松原市をはじめ、大阪で八重歯にお悩みの方は、エムラ歯科・矯正歯科(東住吉矯正歯科センター)にお気軽にご相談ください。
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