2019年11月13日 [Default]

こんにちは！
東住吉区にある、はりなかの歯科＆矯正歯科の奥山です。

癒合歯、癒着歯をご存知ですか？
最近のお子さんに多い傾向があります。

乳歯が生え揃う時に何らかの原因で隣同士の歯が癒合し、本来2本に分かれているはずが1本の状態のこと
または、一応2本と数えられるけれど隣接面が癒着し、フロス等が通らない状態のこと

この場合永久歯の歯並びに問題が生じることがあります。

乳歯が癒合歯のところに、永久歯が2本生える場合、スペース不足で歯並びに問題が生じることもあります。

なぜなら癒合している乳歯の方が、2本別々に生えている乳歯よりもスペースを保つのが小さく
あとから生えてくる永久歯の本数によっては、生えるスペースが不足することがあるからです。

また、もし2本くっついた乳歯の癒合歯のところに、永久歯が1本不足して生えてきても、永久歯が足りないために
上下の歯の正中がずれたり、上下の顎の大きさにアンバランスが生じることもあります。そのため、歯の矯正が必要な場合があります。

目安として下の前歯が生え代わる時期の5〜6歳頃か、癒合歯ではない反対側の乳歯が抜けた頃に
永久歯の本数が確認できるレントゲン写真を歯医者さんで撮ってもらい、確認すると安心です。

また、くっついているところはむし歯になりやすいので歯磨きは十分気をつけて下さい！