2019年11月02日 [Default]
噛みごたえのある食べ物
こんにちは!
はりなかの歯科&矯正歯科の宸ナす。
今回は
「顎が小さいと歯並びが悪くなるから、小さい頃から噛みごたえのあるものを食べると良い」
とよく言われますが、具体的には、どんなものかを考えていきます。
噛みごたえのあるもの=硬い食べ物
とは一概には言えず、
食品の噛みごたえは
[硬さ]
[弾力性]
[付着性]
[凝集性(脆さ)]などで決まり、飲み込むまでに噛む回数が、多いものほど噛みごたえがあるそうです。
例えば、りんごとかまぼこは
[硬さ]は同程度ですが、かまぼこのほうが[弾力性]が大きく噛む回数が大きく噛む回数がたくさん必要となるため、噛みごたえも大きくなります。
ですから食物繊維の多い野菜や海藻、乾き物、筋繊維のしっかりとした肉類など飲み込むまでに噛む回数が多い食品が噛みごたえがある食品といえます。
また同じ食品でも加熱時間、切り方、水分量により噛みごたえは変わります。
例えば、大根は
大根おろし
おでん
千切り
切り干し大根
たくあん
で比較すると、大根おろしが1番噛みごたえが小さく、次はおでんと上から順に大きくなります。野菜は加熱時間が長くなると柔らかくなるため噛みごたえが小さくなります。
一方、魚や肉などはタンパク質に加熱によって硬くなる性質があるために1番柔らかいのは生の状態です。
切り方は大きく切るほど噛みごたえが出ます。
そして、水分は唾液の代わりをするので水分量が少ないほうが噛みごたえが大きくなります。
ご家庭でも参考にしてみてください。